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『茶粥の記』より

02 13, 2013
マニングスにゃんこの揮春2013+枠 


この旧正月は暦どおりですと四連休なのですが
お仕事大好きなオットは 三日目の時点で
かなり落ち着かない思いをしていた様子です。
退屈そうに イライラ。

「あぁた、そんなことで
 引退したらどうするの?」
と訊いたら
「俺は生涯現役だーっ!」
と叫んでおりました。

四日目には
「明日からの仕事始めに備えて
 準備をしてくる。」
と、昼過ぎから仕事場に出勤。

お疲れ様です。

私はといえば
「ああ…
 明日から仕事かぁ…」
と 軽いサザエさん症候群。







ペン字の新年会に
自作の(!)ガラスペンを持参なさった会員さんが
いらっしゃいました。

それがまた、麗しいガラスペンで
てっきりプロフェッショナルのガラス職人さんだ、
と思ったら なんと
“ 趣味のガラス細工 ” とおっしゃるので
これまたビックリ。



そういえば、
以前 ガラスペンが出てくる小説を読んだことがあったなあ、
あれは どの小説だったか…

と、新年会からずっと考えていましたが
ついに、今日 思い出しました。やった!
わたくしの脳みその細胞も
死滅しきったというわけではないようです。



矢田津世子 作 『茶粥の記』より抜粋

(主人公の良人は区役所の戸籍係りをしている。)



良人の係りは書くことが仕事だったし、混む日など
楽しみな昼食もそこそこに切り上げて書きづめだった。
右上がりの、力を入れて書くのが癖だったので、
慣れないうちはよくガラスペンを折った。
墨汁の染みた海綿にペンを引っかけて容れ物を落したり、
粗忽な良人はよく失敗(しくじり)をした。
たびたびのことなので用度係りへ請求するのに気兼ねして、
しまいには家から持ち出した化粧クリームの空瓶を
海綿入れにしていた。



昔は お役所の事務にも
ガラスペンを使っていたのですね。

そりゃ、書きまくる仕事ですもの
ガラスペンも折ってしまうでしょうし
インク瓶もひっくり返してしまうことでしょう。


『茶粥の記』、
美味しそうな食べ物の話がたくさん出てきて
面白くてせつない、短編です。

講談社文芸文庫の『神楽坂 / 茶粥の記 』(矢田津世子)
などに収録されていますが、
青空文庫でも読むことができます。

青空文庫 『茶粥の記』

ただ、青空文庫ですと
横組みなのが難です。

やっぱり、横組みで小説を読むのは
なにか、こう
しっくりこないところがあります。
黒田夏子さん、ごめんなさ~い。





 
Posted in つけペン
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