字がチャッと上手になる

11 27, 2011
北野ホテルの非常階段2+枠  


本日は 偉大なる小原庄助さんに倣って
ゆったりと朝湯。

一風呂浴びてお腹が空いたところで
たっぷりの朝食。

とても良いすべりだしの休日です。

天気も良いし 気温も湿度も快適だし
これから家事をダーーーッと片付けてしまおう。

そして昼過ぎからは
大相撲中継を“聴きながら”ペン字の稽古をしよう。
優勝も決まっているから
心静かに中継を聴くことができて
それほどペン字の稽古の障りにはならないはず。

夕食のあとは
大河ドラマの最終回を“聴きながら”
年賀状の稽古でもしよう。

寝る前は 本を読もうか、編み物をしようか。
未読の本は山積みだし
買い込んだ毛糸玉は棚から雪崩を起こすぐらいだし。
これからは こういったものを減らしてゆきたい…。





この時期になりますと
年賀状のことが気がかりになってきます。

今朝の朝刊にも
ペン字関連本の広告が出ていたのですが
その惹句が


「 まだ間に合う!
 年賀状に自信が持てる

 おめでとうございます を
 きれいな字で伝えたい

 30日できれいな字が書ける
 ペン字練習帳」


30日かかるのなら
残念ながら間に合いませんね。

…というのは冗談にしても
この時期になりますと
私がペン字を勉強していることを知っている人から
お尋ねを受けることがあります。

「 年賀状、まあメインは印刷なんだけど
 ちょっと一筆添えたいのよね。
 でも、私 字が汚くて…。
 ねえ、なんかチャッと字が上手になる方法ってない?
 六度法とかいう本、効く?」

だいたいが 上記のようなお尋ねです。



ええと、どこからお答えすればよいのか
悩んでしまいますが
思ったことをいくつか挙げてみます。




◎「一筆添えたい」

  大いに結構なことですので
  一筆でも二筆でも添えまくってください。



◎「チャッと字が上手になる方法」

  もし、そういう方法があるなら
  私が知りたいです。
  
  これから練習して年賀状に間に合わせる、というのは
  まず無理なことだと思います。

  今から付け焼き刃の練習をするよりは 
  年賀状の紙に合う筆記具をよくよく選んで
  時間にゆとりをもって 
  丁寧に丁寧に書くほうが
  ずっと好感度の高い字が書けて
  よい結果につながると思います。



◎「六度法の本」

  書店に行くと たくさん並んでいますね。
  私は“六度法”とやらで学んだことがなく
  NHKの放送を何度か見たことがあるのと
  そのテキストをもらって読んでみたことがあるだけですので
  “効く”かどうかはわかりません。

  人に面と向かって
  「あなたの字は汚い。」
  「あなたの字は読めない。」
  と言われたことがある人には
  とても“効く”本だとは思いますが。



◎「私、字が汚くて」

  この時期 年賀状に書く字のことが気になる方が
  本当に「字が汚い」というケースは
  ごく少ないようです。

  いや、むしろ 自己流にせよ
  きれいな整った字を書いていらっしゃる方が多い。

  では 何が問題で気になっていらっしゃるのか、と言えば
  それは
  「字が子どもっぽい。」
  ということではないか、と思うのです。

  つまり 「ただきれいな字」なだけではなく
  一段階上の字、をサラッと書きたい、
  すなわち 
  年相応の字、とか 
  女らしい字、とか
  品のある字、とか
  そういった字を書きたい、ということではないでしょうか。
  
  そういう気持ちになった時は  
  良い機会到来だとお思い下さい。

  一段階上の字、レベルが違う字、に
  ご興味が湧いたということですから。

  今年書く年賀状には間に合いませんが
  “一段階上の字”をめざして  
  年明けからペン字の稽古を始めれば
  巳年の年賀状を書くころまでには
  ちょっと字が違ってきているはず。




だいたい、以上のようなことを
お答えするのですが
皆さん なんとなく釈然としないような表情をなさいます。

無いですよ、
そんな「字がチャッと上手になる方法」なんか。



例年のこと

11 25, 2011
私たちは文字が+枠 


えっ、うそやん
今年って もうあと一ヶ月しかないの?

……いやいや
まだあと一ヶ月もある。

いくら仕事やなんやかやでバタバタしてるからといっても
一ヶ月死にものぐるいでやれば
たいていのことは出来るはず。

この一ヶ月は
死にものぐるいでやろう。

大晦日になってから
「今年はいったい何をしたんだろう。
 結局 何もできていない。」と
後悔しないように。




と、まあ
例年 この時期になると
かように思うわけです。

で、
「やらなければならないこと、
 やりたかったことは
 きちんとやり遂げて
 晴れ晴れと 新しい年を迎えよう。」
と 自分に気合いを入れるのも
例年のことです。

でも結局“死にものぐるい”にならないので
ちょっとうなだれつつ年を越すのも
これまた例年のこと。



「人生には やらなければならないことを
 すべて完璧にやる時間はない。」
というのは誰の言葉だったか。
確かにそうね、と納得しそうになってしまいますが
はじめからそういう気持ちでいてはイカンですね。




今年こそは 十二月を精一杯過ごそう、と
固く固く決意しておりますよ。


というわけで とりあえず
更新が滞っているブログを
なんとかしたいです。




『 “手”をめぐる四百字 』

11 01, 2011
白川静先生御手跡+枠 


「あの人は どんな字を書くのかしら。」
という 好奇心を満たしてくれるのが
こちらの書籍です。


手をめぐる四百字+枠 

文化出版社刊

『 “手”をめぐる四百字 』 1,600円(税別)
『 手をめぐる四百字 Ⅱ 』 1,500円(税別)





山田太一氏筆跡+枠 



各冊 約五十人ずつの
“手書き原稿”をそのまま写真で掲載してしまった
楽しくも怖ろしい本です。

“ Ⅱ ” の書き手は女性ばかりですが
一冊目は紳士淑女混合です。


まずは書かれている随筆を読んで
それから字をじっくりと眺め
原稿用紙は何をお使いかを見る。

“他人様の筆跡を見るのが好きな者”にとっては
まさに一粒で何度もおいしい本です。



原稿用紙のマス目の一つ一つを
ちょうどよい大きさの字で
丁寧に埋めていく人、

マス目なぞ無視して
自分のペース、ならぬ 自分の字のサイズで書く人、

誤字脱字が一つもなく
四百字詰めの原稿用紙を
一本の随筆で
ぴったりと埋める人、

書き間違いや修正箇所をぐりぐり塗りつぶしたり
吹き出しを添えて付け加えたり
たいそうにぎやかな感じの書き方をしている人、

読み出したら(見だしたら?)
面白くて やめられない。
そのかわり 読み終えた時の疲労感も激しい。



そういえば 以前、知人の大学教授が
「 学生が手書きのレポートを提出していた時代は
 読んだ後 本当に疲れて疲れて …」
とおっしゃていたことを思い出しました。

大勢の人の手書きを読むと
手書きの重さに当てられて(?)
ぐったり疲れてしまうそうです。



なるべく 読んだ人を疲れさせないような
「クセがなくて 読みやすい字」が書きたいと
常々思っております。

くせがなくて品がある字というのが
目標の一つです。

精進、精進!






……と、本日 頑張る気持ちは山々だったのですが
洗濯機が壊れてしまい
洗濯途中だった泡だらけの山盛りの洗濯物を
人力ですすいだり絞ったりしたものですから
もう、腕と手に力が入らず
稽古にも力が入らなかったのは痛恨の極みです。



荻野アンナ氏筆跡+枠 



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