低気温 低湿度(2)

11 29, 2008

マカオ飲茶切手2+枠 

 

 

この時期 ペン習字の練習をしていて困ることは

つけペンで書いているときに

線がかすれる事態が多々発生することです。

 

湿度が低く、空気が非情に乾燥しているので

インクがすぐに乾いてしまうのが原因です。

 

 

*なるべくスピーディーに書く。

 

*マメにペン先を拭いたり、インクをつけ直したりする。

 

*インクが濃くなり過ぎないよう

  適度に水を足す。

 

*さじペンはインクを貯められる容量が

  日本字ペンより多いので

  なるべくさじペンを使うようにする。

 

 

 

 

余談ながら 

毛筆で書いているときは 

筆の墨が少なくなってくると 

かすれるのが当然、と思いますが

つけペン、ボールペン、万年筆などで書いている時に

線がかすれると「ああっ、ここ失敗!」という感じに

なってしまうのはなぜでしょう。

 

 

Posted in 字を書く環境

低気温 低湿度

11 27, 2008

鳩三郎+枠 

 

 

私が住んでいるところは

比較的 蒸し暑い気候なのですが

さすがに十一月も下旬になりますと

ぐっと冷える日もあります。

 

暑い季節のように

ペン字の稽古をしていると汗がポタポタ落ちる

ようなことがなくなるのはよいのですが

今度は手がかじかんでくるのです。

 

 

私の部屋には暖房がないので

「ストーブで手を炙る」ようなこともできません。

 

もともと末端冷え性ですので

いろいろと手先足先を温める方法を探しています。

 

 

 

手を温める方法 その一

 

温かい飲み物、食べ物を摂取する。

末端を温めるには まず体の中からです。

熱いお茶、しょうが湯、コーヒー、ココア、甘酒などを

一杯いただくと 確実に手が温かくなります。

「美味しい! 手が温かい!」と

ガブガブ飲んでいると お手洗いが近くなって

しまいますが。

 

 

 

手を温める方法 その二

 

体操をする。

これも身体の方から温かくするやり方です。

ラジオ体操第一第二が完了するころには

身体もポカポカ 手先もぬくぬくで

大変けっこうです。

「ペン字の稽古をする、といっていたのに

 何やら床がギシギシいってる…」

と家族に不思議がられるのが難。

 

 

 

手を温める方法 その三

 

手袋をして字の稽古をするわけにはいきませんので

そのかわり 手以外のところに厚着をします。

手以外の身体が暑く感じるぐらいになると

手も温かくなります。

 

トックリのセーター、もしくはネック・ウォーマーで

首が冷えないようにし、

最新の化学繊維のおばシャツは必須、

ふくらはぎ防寒のレッグ・ウォーマーで

気分はフラッシュダンス、

足にはくのはフリースの大きな靴下、と

ちょっと他人様にはお見せしたくないかっこうで

勉強机に向かいます。

 

 

 

 

暑い時、寒い時、気候が良い時、

それぞれに「字が上手く書けない言い訳」を

言ってしまうことについては 

非情に反省しております。

 

Posted in 字を書く環境

蛍光インクのJETSTREAM

11 25, 2008

ジェットストリーム蛍光インク+枠 

 

 

職場の若いお嬢さんが

蛍光インクのジェットストリームを持っていたので

写真を撮らせてもらいました。

 

三菱鉛筆 JETSTREAM キャップ式

PINK ORANGE GREEN  VIOLET

 

ジェットストリームのするする滑る書き心地は

確かに、字を書くよりもアンダーラインを入れるという

使い方のほうが合っているかもしれません。

 

もっとも若いお嬢さんたちは

蛍光インクでもどんどん字を書いていますね。

蛍光インク=アンダーライン用と考えるのは

おばさんっぽい考え方のようです。

 

「でも、コピーしなければいけない文書に

 そのペンを使うのはやめてね。

 コピーした時にうつらないから。」

と注意して お嬢さんにむくれられてしまいました。

 

Posted in ボールペン

ためしてガッテン(3)

11 23, 2008

マフラーあひる+枠 

 

2008年10月8日にNHK総合で放送された

『ためしてガッテン』では

“脳内文字”という言葉を使って

皆さんがなんとなく「こうじゃないか…」と

ぼんやり感じていたことを

きちんと説明してくれたのではないでしょうか。

 

 

“脳内文字”というのは

自分が脳の中に記憶した字の形のデータ、

自分が脳の中に思い描く字の理想的な形

のことです。

 

なんとなく 自分の頭の中に「この字の形はこう」

というイメージ(または思い込み)が

あるんじゃないかな、とぼんやり感じていたので

あ やっぱりあるのね、と ハッキリ確認できて

勉強になりました。

 

ペン字を習い始めたばかりのころ

山下静雨先生のお手本を一字一字拝見して

「私がこれまで思っていた字の形とは全然違う」と

愕然としたことが思い出されます。

 

 

他人の字をマネして自分の書体を変えようとしても

どうしても自分の筆跡があらわれてしまう、

つまり

お手本をマネしても

なかなか字がきれいにならないのは

自分の脳内文字を見ながら

字を書いているからなのだそうです。

 

 

 

この自分の脳内文字、

長い年月のあいだにずいぶんと

ゆがんだりクセがついたりしてしまっていますが

「手本を見てくり返し練習すれば

 脳内文字は再びきれいに。」

なるということで、たいそう安心しました。

 

ただし「時間がかかる」そうですが。

 

それはそうでしょう。

ン十年かけてクセをつけてきた自分の脳内文字を

リセットすることが一朝一夕にできようとは

思いません。

さあ、コツコツ精進しましょう!

 

 

……という結論に 番組ではなりませんでしたね。

このあと「字がきれいに書けるおまじない」を

唱えながら書くことで一時間で美文字に変身!

という方向に 番組は進行して

あらららら、と笑ってしまいました。

 

「簡単 かつ 即、効く」ことが求められる

ハウツー番組の宿命なのでしょうか。

 

なんてえらそうに言いながら

私も ココア、納豆、バナナ、を

とりあえず試してみたクチです。

 

 

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ためしてガッテン(2)

11 21, 2008

虎豆+枠 

 

2008年10月8日にNHK総合で放送された

『ためしてガッテン』。

番組の中で いちばんインパクトがあったのは

手が字を書いている動きを

透明な板(ガラス? アクリル?)越しに

下から撮影した映像です。

 

“達人”(先生)と“悪筆の人”、

この二人の書き方を比較している検証での

シーンです。

 

 

 

先生のほうは 書いているとき

手首(右てのひら左下のぐりぐりのあたり)を

しっかりと机に接していました。

 

小指は軽く机に触れたり離れたり

動いています。

 

親指、人差し指、中指の指先は

大きくのびやかに動いていますが

手首はほとんど動いていません。

 

 

それにたいして 悪筆の人は

小指をべったりと机に接して書いていました。

 

そのため手首が浮いて 安定しません。

機器での計測でも 手首が大きく動いていることが

わかりました。

 

指先の動きは小さく ぎごちなくなっています。

 

 

 

この比較を見て 私も自分で

手のどこを机にしっかり接するのが書きやすいのか

手のどこを支点にすると安定するのか

いろいろと試してみました。

 

なるべく指先から遠いところを支点にするほうが

ペンが自由に大きく動かせるように思います。

やはり てのひら下のぐりぐりのあたりを

支点にすると指先がのびやかに動かせます。 

 

連綿などペンを大きく動かす書き方の場合は

特に この「手の支点」を意識したいです。

 

 

NHKさん、すごいなー。

こういう映像、検証はちょっとこれまで

見たことがありませんでした。

 

 

うちにもガラストップのテーブルがありますが

人が字を書いているところを

下から見てみようなんて 

考えたこともありませんでした。

頭が固いというか 発想が貧弱というか。

 

 

デジカメを用意しまして 

自分でガラス板の上に字を書きつつ

下から動画撮影しようと試みたのですが

左右の手で違うことができず

まだ成功していません。

 

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ためしてガッテン(1)

11 19, 2008

佐伯泰英氏筆跡+枠 

 

 

2008年10月8日にNHK総合で放送された

『ためしてガッテン 

 さらば! クセ字&悪筆

 1時間で美文字に変身』

をようやく見ることができました。

 

本放送を見逃し、再放送を見ようと思ったら

国会中継でとんでしまったのです。

やられたー!

 

たまたま録画した、という方がいらっしゃって

ビデオをお借りすることができました。

 

 

 

“ペン習字”以外の方向から

いろいろと読みやすい字を書くためには、

ということについて取り上げられていて

新鮮でした。

 

また、幅広い層の協力者や

科学的な機器などを使った実験、検証方法には

いろいろと驚かされることも多かったです。

 

 

 

オープニングはコワかったですね。

 

手書きの字を見せて(それもかなりキタナイ字)

「この字を書いた人は

 どんな人だと思いますか」

と 通行人にいろいろ言ってもらうのです。

でました、「字で人をはかる慣習」!

 

目の前に その字を書いた人がいない

ということもあってか

「あまり本を読まない人…」

「大雑把な人」

「十代の人」

「もうちょっとキレイに書いてほしい。」

などなど かなり遠慮のない意見が続出。

 

その字を書いたご本人は

そういった通行人の意見をビデオで見て

ショックを受けたご様子でした。

字は“読まれる”だけではなく

“見られる”ものでもあるから

とってもコワイのです…。

 

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ハトカー

11 17, 2008

ハトカーアップ+枠 

 

鳩にハンドルとタイヤがついて

その名もハトカー!

 

 

ハトカー+枠 

 

 

ボールペンから

鳩の部分だけを取り外すことができます。

ハトカーを平らなところに置き、

後ろに引いて手を放すと チョロQのように

ひゅーんと走ります。

とても楽しい。

 

鳩車は けっこう重量があるので

鳩の部分を装着したまま字を書こうとすると

握力養成ペンになります。

 

 

 

鳩サブレーで有名な豊島屋さん本店限定販売の

“走るボールペン ハトカー”です。

 

ちゃんとナンバープレートもついています。

“鎌倉810”

 

Posted in 遊びのペン

濱文様

11 15, 2008

濱文様+枠 

 

遊びに来た友人のお土産です。

万年筆柄のてぬぐい、タオル、ハンカチ。

濱文様の製品です。

 

銀座伊東屋をふらふらしていた時に

目にとまって購入したとか。

友人の職場は銀座伊東屋の近くなので

ちょくちょくのぞきに行くそうです。

なんとうらやましい。

 

もっとも もし私の職場が

銀座伊東屋の近くだったら

私の中の物欲大魔神と

財布の紐締め仁王が

連日 壮絶な闘いを繰り広げそうで

ちょっとコワイです。

 

万年筆に向く便箋(3)

11 13, 2008

MIDORIの

「きれいな手紙が書ける便箋」シリーズは

いろいろなところで紹介されているので

ご存じの方も多いと思います。

 

“おいしい牛乳”を思い出させるような

ストレートなネーミングで

文具店の商品棚でも目立っていました。 

 

 

 

きれいな手紙が書ける便箋1+フレーム 

 

MIDORI  「きれいな手紙が書ける便箋 細罫」

30枚つづり  約504円  約12.5㎜罫

“文字のお手本”や“秘密の下敷き”など

台紙二枚四ページ付き。

 

ややアイボリーがかったきれいな白い便箋です。

インクの色がきれいに出ます。

罫線はごく細く、目立たない灰色で

書いた文がはっきり浮かぶ感じがします。

 

紙の表面はやや凹凸があり

細字のペンで書いていると

線がよろけることもあります。

 

“秘密の下敷き”は 罫の中心線が

点線で入っていて たいへん助かります。

 

特に ペン字を学んでいる人間は

中心線があるかないかで 行の通り方が

大きく違ってくると思いますので

「ツボを突かれた」感じです。

 

 

 

きれいな手紙が書ける便箋2+フレーム 

 

MIDORI  「きれいな手紙が書ける便箋 太罫」

 

30枚つづり  約504円  約17㎜罫

“文字のお手本”や“秘密の下敷き”など

台紙二枚四ページ付き。

 

とにかく行が太くて、

「大きな字を書きたい派」には

ブラボーと叫びたくなる便箋です。

普通の便箋サイズで たった八行。

極太の万年筆で書く方にもおすすめできます。

 

 

 

きれいな手紙が万年筆で書ける便箋+フレーム 

 

MIDORI  「きれいな手紙が万年筆で書ける便箋」

50枚つづり(白25枚 クリーム25枚)

約504円  無地

“文字のお手本”や“秘密の下敷き”など

台紙二枚四ページ付き。

 

「え、これ便箋?」という感じの

かなり厚い紙です。

細い線や 線の抑揚は出にくいです。

線は太めに出ます。

 

つるっと滑らかな紙ですので

つけペンでわりあいきれいに書くことができます。

たまにペン字の清書に使ったりします。

 

 

 

「きれいな手紙が書ける」シリーズ、

この商品名に惹かれる方が多いということは つまり

「きれいな手紙を書きたい」と思っている方が

きっと とても多いのだろうなあと推測しています。

 

 

 

こういった「万年筆に向く便箋」が

各種様々、そこそこお手軽な価格で

簡単に入手できるなんて

日本という国は すごいと思います。

 

 

そのわりに、万年筆で書いた手紙を

いただくことが少ないような気もするのですが。

コレクションしている方が多い?

 

Posted in

万年筆に向く便箋(2)

11 11, 2008 | Tag,ペン字

Life 来富+枠 

 

ライフ社の「来富(らいふ)」

40枚つづり  約630円  約11㎜罫

 

ほんの少しアイボリーがかった

とても美しい白い便箋です。

厚めの高級感のある紙です。

 

インクのブルーやブルーブラックの色が

とてもきれいに出ます。

 

細い線や 線の抑揚は出にくいです。

線は太めに出ます。

 

インクの吸収がとてもゆっくりなので

書いたところを手で摺って汚してしまうこともあります。

 

 

漢字の当て方、ネーミングのセンスが

なんともいえません。

また、表紙に「FOR ADULT」と記されているのが

なんだかおかしいです。

 

 

 

 

便箋ペン書箋+枠 

 

G.C.INC.製の「紙司撰 ペン書箋」

36枚つづり  約430円  約11.5㎜罫

 

表紙に「土佐和紙」と表示されています。

和紙の便箋はちょっと苦手なのですが

つけペンとインク壷のシルエットに惹かれて

購入しました。 

 

和紙ということですが

にじみもなく、ペン先に繊維がひっかかることもなく、

たいへん書きやすい便箋です。

細い線がきれいに出ます。

 

紙の色は黄みがかっています。

インクの色は濃いめに出るようです。

 

A5サイズなので やや小さめですね。

 

 

 

 

 

昨日 眼鏡屋さんに行って検眼してもらったら

近視が更に進んでいました。

でもまだ 

「お手元用メガネは とりあえず必要ないでしょう。」

とのことで ちょっと安心しました。

 

しかしこのトシになって まだ近視が進むというのは

どうなのでしょうか。

 

ゲームは一切やらないし

パソコンもそれほど長時間使うわけではないし

勉強のしすぎということもないのに。

 

というわけでして

若人の皆々様、できるだけ大きな字を

書いてくださいますようお願いします。

ブログもゴマ粒のような字ですと

とても読みづらいのです。

 

 

Posted in

万年筆に向く便箋(1)

11 09, 2008

井草1+フレーム    

 

 

文具王国日本、

「万年筆に適した便箋」と謳われている便箋が

さすがに数多くあります。

 

 

 

私はEF~F(極細~細字)の万年筆で

手紙を書くことが多いので

人に薦められたり 

雑誌で「万年筆に合う」と紹介されていたり

文具屋さんの店頭で見かけたりする便箋を

少しずつ試しています。

 

 

これまでで一番好きなのは

以前ご紹介したGENROの「井草」です。(上画像)

30枚つづり  約525円 15㎜罫

 

 

 

 

都の月+枠 

 

その次に書きやすいと感じるのは

大好きなアサヒヤ紙文具店で購入した

NB社の「都の月」。

20枚つづり  約840円  約14㎜罫

 

これも細い線がとてもきれいに出ます。

紙の色がかなり黄色っぽいのと

罫線がフリーハンド調の少しよろけた線なのは

好き嫌いが分かれるところだと思います。

 

 

 

 

 

便箋伊東屋+枠 

 

GINZA ITOYAの「一枚完結箋」

20枚入り  約578円  10㎜罫

 

紙の白色がとても美しく

ブルーやブルーブラックのインクで書くと

書きながら色の美しさにうっとりします。

 

「一枚完結箋」とは不思議な商品名ですね。

一枚で書き終えなければならないのでしょうか。

 

線は太めに出ます。

細い線や抑揚はきれいに出ません。

また、細字の万年筆で書いていると

紙表面の凹凸でよろけることがあります。

 

ですので、

太めの万年筆を使う方に向いていると思うのですが

それにしては10㎜罫は細すぎるし…?

 

細字の万年筆を使っても10㎜罫は

細すぎるように思います。

手紙の字は大きいほうが

視力が悪い私にはありがたいです。

 

 

 

ハッ……。

自分のことを「強い近視」と思っていましたが

もしかしたら「お手元用メガネ」が必要な

お年頃になってしまって 

それで小さい字が読みにくいのかしら!?

 

……明日 メガネ屋さんに行ってみます。

 

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品がない

11 07, 2008

マカオ漢方切手+枠  

 

 

連綿を教わってから 

その大人っぽい雰囲気がたいそううれしく

自運の清書にも 手紙にも

積極的に使っています。

 

が、うれしくて ついつい使いすぎてしまいます。

「ここ、つなげられるな…。

 あ、この字とこの字のつなげ方も

 先月のお手本にあった!」

と 連綿をみっしり詰め込むと

あっという間に

読みにくく、しかも品がない清書のできあがり。

おや?

 

 

連綿は 本来 字と字の美しい流れを

感じさせるべきなのですが

「無理に字と字をくっつけた。」

「必要以上に線をくねらせた。」

ことで イヤらしさ、くどさが出てしまうことも多く

要注意だと気をつけています。

 

 

読みやすく、品があって さらさらと流れる、

高山の湧き水のような字をめざしています。

六甲のおいしい水でも飲みながら精進します。

 

 

Posted in 線と形

一枚選ぶ

11 05, 2008

AirMailステッカー+フレーム 

 

 

一つの課題で何枚か清書を仕上げたら

先生に添削していただくために提出する一枚を

選びます。

 

「なんとか少しでも良く書けたの」を

先生に見ていただきたいので

真剣に選びます。

 

おそらく傍から見たら「どれも似たような出来」だとは

思いますが 本人は至って真剣です。

 

 

 

二枚ずつ見較べてゆきますが、

左右を置き換えて 何度か見ます。

 

それから 寝かせて見ていた清書を

立てて見てみます。

時には壁に軽く貼って

ちょっと離れて見たり。

 

「これは全体として見るとまとまってると思うけど

 この部分、目立つ大失敗をしている。

 失敗したところ、切り貼りするわけには

 いかないし…。」

などといろいろ迷います。

 

 

 

また、朝と夜の光では 印象が変わります。

明るい朝の光の下で見た方が

アラがはっきり見えますね。

「書けたと思って一枚選び出したけど

 これじゃダメだあ。」

なんていうことも。

 

手紙と似ていますね。

夜書いた手紙は 朝読み直してみると

「なんじゃ、こりゃー!」と

シュレッダーにかけたくなることがしばしばあります。

 

 

 

そうやって苦心して選んだ一枚を

先生にお送りして添削していただきます。

 

「惜しい次点」のボツ清書は

とりあえずとっておいて

回覧誌のために新しい清書が書けないときに

出してしまったり、

たまには実家に送りつけてみたり。

 

「全然惜しくないダメ」なボツ清書は

裏を練習用紙に使ったり

小さく切ってメモ用紙にしたりします。

いい紙なので とても書き心地の良いメモ用紙が

できて メモをとる時にも丁寧に書く習慣がつきます。

 

悪戦苦闘を楽しもう

11 03, 2008

美人肩急須+フレーム 

 

 

群ようこ氏の『三味線ざんまい』という本を

読みました。

 

著者が三味線を習い始めてから

名取りの名披露目の舞台を終えるまでの

約三年間(?)の道のりを綴ったエッセイです。

 

私は三味線のことも小唄のことも

全くわからないのですが

ペン字を学んでゆくのと共通する場面が

多くあって クスクス笑いながら読みました。

 

 

 

群ようこ氏の『きもの365日』を読んだ時にも

思ったのですが、

「何かに一所懸命 取り組んでいるときの

 悪戦苦闘を楽しむことができる。」方ですね。

実にすばらしい。

 

学んで目的を達成する喜びは

皆さん等しく感じられると思いますが

学ぶ過程を楽しむことは

時として忘れがちにならないでしょうか。

 

 

 

また 次の文章にはドキッとさせられました。

 

「それは何かをするときに、

 まず本を読んでしまう私の欠点を表していた。

 スキー、ソシアルダンスなど、

 とにかく体を使ってするものでも、

 まず本を読もうとする。」

 

自分のことを言われているようで

大いに耳が痛いところです。

 

日本人には割合、こういう方が

多いのではないかと思います。

 

まず、手引き書とか解説書を読んで

頭で理解しようと思ってしまうのですよね。

でもそれで上達することはない。

百聞は一見に如かず

百見は一考に如かず

百考は一行に如かず

 

最近では お手軽な「ネットで検索する」という

方法も広まっているので

うっかりすると体を動かして実際にやってみる前に

玉石混淆の情報の嵐の中で遭難してしまうという

ことにもなりかねません。

 

 

 

また、あまりの自分のできなさに

腹を立てる著者に

お師匠さんがおっしゃる言葉、

「だから楽しいともいえるんじゃないかしら。

 とても簡単にできるんだったら、

 挑戦する楽しみも喜びもないし」

これは 全くその通りでございます~、と

ひれ伏したくなるようなお言葉です。

 

いつまでたっても「よし!」と自分の字に満足できず

「なぜ お手本とそっくりに書けぬのだあっ」

と自分に立腹することもありますが

「お手本とそっくりに書けないから

 勉強しているんじゃないかあっ」

と自分で自分に言い聞かせるようにしたいものです。

 

 

 

 

著者が三味線を習い始めたばかりの頃は

お稽古が終わった直後、

頭の中がパニックになっているので

帰り道に 必ず豆かんを食べて

気持ちを落ち着かせ 態勢を立て直す、

というところは 大いに共感を持って

読みました。

 

お稽古で疲れた時には

和の甘味がいちばん。

 

気合いを入れてペン字の稽古をした後は

煮豆やお汁粉をいただくと

心と体に沁みますね。

 

体に沁みたぶんは贅肉に変わります。

いくら秋とはいえ これ以上肥えたくはないのですが。

 

 

殴り書き

11 01, 2008

小鳥スタンピング+フレーム 

 

 

友人から電話がかかってきました。

 

 

「年賀状も発売になったし、

 そろそろ準備をしなきゃいけないかなって

 季節よね。

 

 パソコンで作っちゃうつもりなんだけど

 やっぱり 一筆添えたいわけ。

 

 でも 私の字は子どもっぽいから

 いつもすごくその“一筆”を書くのがイヤなんだけど

 今日 新聞広告で よさそうな本を見つけたの。

 

 『△△◎◎◇◇』っていう本なんだけど

 この先生、有名?

 この本、いいと思う?

 “殴り書きが大人の字に変わる”って

 広告に書いてあるけど どう?」

 

 

 

うーん、困りました。

 

 

①その本を見ていないから

  良いも悪いも言えない。

 

②その本を見ても、良いも悪いも言えない。

  重要なのは 友人自身が

  その本の字を好きか嫌いか、

  そういう字を書きたいかどうかだから。

 

③先生が有名かどうかは

  その本の良い悪いに関係ない。

 

④“大人の字”というのは

  行書や連綿のことを指すのではないかと

  推測されるが

  “殴り書き”が“行書、連綿”に変わることは

  絶対にないと思う。

 

 

とりあえず 上のように答えてみました。

 

それにしても“殴り書きが大人の字に変わる”なんて

なんと 心をとろかすようなコピーを

考えつくのでしょう。

 

 

 

でも 年賀状に手書きの一筆を添えたいという

気持ちは とってもいいな、と思うので

友人にはなんとかがんばってほしいです。

 

書きやすいお薦めのジェルインク・ボールペンでも

差し入れしようかな、と思います。

 

 

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